にたまご。

よく寝てよく食べる

Coova Chilli 1.4のインストール方法

Coova Chilli公式のインストール手順を書き残しておく。

Coova Chilliって何

IETFのcapport WGやhackathonでアクティブにrunning codeしている、GoogleのDavid Birdを中心として開発されているOSSのCaptive Portal(Wi-Fiのアクセスコントロール)ソフトウェア。capport WGにおけるInteroperabilityテストもこのOSSベースで試されることが多いです。
 
とはいえ、これだけではCaptive Portalシステムは構築できません。isc-dhcp-serverやRadius、haserl等と組み合わせるとLinux上で構築できます。そのあたりは下記の方々がわかりやすく書いてくださっていると思うので参考にしてください。自分の記事はCoova Chilliのインストール部分のみ触れます。

 

Coova Chilli 1.4(最新版)インストール手順

実行環境:

Raspbian Stretch Lite 4.9 on Raspberry Pi3 

手順:

coova-chilli-1.4をwgetで持ってきて解凍。

$ cd /home/pi
$ sudo wget https://github.com/coova/coova-chilli/archive/1.4.tar.gz
$ tar zxfzf coova-chilli-1.4.tar.gz

buildする

$ cd coova-chilli-1.4
$ ./bootstrap #bootstrap scriptを走らせる 
$ ./configure --help #コマンドにつけるオプションが見れます。加えたい項目があれば、./configure以降に加えてコマンドとして実行。
$ ./configure --enable--miniportal --prefix=/tmp/foo #--prefix=/X/Xでcoova-chilliをインストールする場所を指定できます。--prefix=/tmp/fooにするとrebootすると消えてしまうので、私は何も指定せずに./configure --enable-miniportalだけで実行しました。その場合/usr/local/etc以下にchilliができます。
$ make #buildする
$ make install
$ cd www #終わったらwwwディレクトリも
$ make install

参考:

公式のインストールガイド

このあたりとかが動画つきでわかりやすいと思います。


(俺の考えたさいきょうのCaptive Portal構築の一連のログを残したい気持ちはあるのですが、それは大学が春休みになって余裕ができたら書きたいと思います...)